ALFP 2018年度公開フォーラム
多様なアジアを描く ~持続的・包括的社会を築くには~
※本講演会は終了いたしました。
1996年より国際文化会館と国際交流基金が共同で実施しているアジア・リーダーシップ・フェロー・プログラム(ALFP)は、これまでにアジア諸国のさまざまな分野において際立ったリーダーシップを発揮している知識人をフェローとして130名以上招聘してきました。毎年9月初旬から約2カ月間、フェローたちは国際文化会館に滞在し、よりよい市民社会の実現に向けて、国境や専門分野を超えた人的ネットワークの構築をめざし、知的共同作業に取り組んでいます。
今秋も、多様な分野で活躍する下記の8名のフェローが「Imagining Plural Asias: How Can We Enrich Interrelationships across Borders?」を共通テーマに、アジアが抱えるさまざまな課題や経験を共有し、対話を重ねてきました。本フォーラムでは、こうした対話の成果を交えながら、フェローがそれぞれの専門や国の現状について発表します。
インドの国境とアイデンティティーにまつわる問題、パキスタンの政治的に取り残されている地域の現状、インドネシアの薬物政策や健康権利の問題、マレーシアでのドキュメンタリー映像制作における挑戦、タイ社会で映画や演劇が果たす役割、国連によるアジア諸国の民主化支援と取り組み、詩を通じた相互理解促進の可能性、カンボジアでの若者のエンパワーメント、といったフェローが取り組んでいる課題を通して、アジアがいかに持続的かつ多様性豊かな社会を築けるか、今後の展望とともに議論していただきます。
皆様のご来場をお待ちしております。
日時: 2018年10月31日(水)3:00 pm
会場: 国際文化会館 講堂
司会: 水野 孝昭 / 神田外語大学教授
用語: 英語 / 日本語 (同時通訳つき)
主催: 国際文化会館、国際交流基金アジアセンター
会費: 無料 (要予約)
予約: お申込みフォーム
≪登壇者≫
フェローのプロフィールはこちらをご覧ください。
● Samrat Choudhury (インド) 作家 / フリージャーナリスト
「流動性から硬直性へ――境界、アイデンティティー、ポストモダンの危険性」
● Aziz Ali Dad (パキスタン) アガ・カーン地域支援プログラム(AKRSP) 知識管理・コミュニケーションスペシャリスト
「国家と周縁地域の想像――ギルギット・バルティスタン州の場合」
● Asmin Fransiska (インドネシア) アトマ・ジャヤ・カソリック大学法学部 上級講師
「自然災害におけるインドネシアの挑戦――人権の観点から見た心の健康の保護とは」
● Lydia Lubon (マレーシア) ドキュメンタリー映像作家・プロデューサー(フリーランス)
「ノンフィクション映画でインパクトを生み出すこと」
● Alongkot Maiduang (タイ) 科学技術教育振興研究所 学術担当官 / ジュットプラカーイ(Judprakai)紙 芸術文化ジャーナリスト
「境界を超えたコミュニケーションツールとしての映像」
● 澤西 三貴子 (日本) 国連民主主義基金(UNDEF) 次長
「国連による草の根民主主義の促進――グローバル、ローカル、リージョナル」
● Sun Dong (中国) 南京財経大学国際協力・交流室 副室長・教授
「和解への道はあるのか?――思想の対立を乗り越える」
● Silot Uon (カンボジア) SeeChange International Cambodia キャリア・アドバイザー
「カンボジアと“多様なアジア”像」
お問い合わせ
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